[レポート] 会議にファシリテーションを導入する試み #devio_day1 #sub3
CX事業本部Consulting部のガオリュウこと高柳です。 DevelopersIO Day One にて「会議にファシリテーションを導入する試み」というタイトルで発表を行いました。
なぜか20分だと思って発表内容を考えていた件
本当になんの疑いもなく、今回のセッションデザインを20分で行っていました。実際は20:20-20:35だったので15分でした。 しかも15分だと分かったのは、20分のタイムキープ用のスマホをスタートした後に、部屋付きの進行役の方に「20分ですよね」と聞いて「いえ、15分ですよ」と答えてもらった瞬間という波乱のスタートでした。スライドは以下の内容で作っていましたが、実際はこのスライドをjpegにしてiPadに取り込んで、話しながら手書きで情報を追記しながらの予定でしたので、話す内容を絞ることで調整することにしました。
資料にリアルタイムで手書きで書き足すことの狙い
基本的に発表ではリアルタイムでの手書きで行うことが多いわたしですが、参加者の集中を促すことができると考えています。加えて、参加者のフィードバックから話す内容の厚さを変えることができるというのが気に入っています。今回も時々、参加者の目を見ながら問いかけることもあって、共感の多い内容を詳しく話していきました。
登壇の様子 画像はCOPILOTの米山 知宏さんが共有されていたので、許可をいただき掲載させていただきました。
伝えたかったこと
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- 社内における第三者でのファシリテーションについて
- イネイブリングチームやファシリテーションクルーの話
- 事例
社内における第三者でのファシリテーションについて
業務で内製化支援をクライアントに行っている中で「第三者」という存在の効果には気づいていて、それを社内で行うことができないかと考えていました。しかしながら、自分の部署の深い部分の話を他の部署の人に聞かれるということへの抵抗感はあることもわかっていて、どのような形で進めていけるかは悩みでした。結果としては最初は我々のドッグフーディングから始まったものもありますが、社内では「口コミ」が効果的で、特にクラスメソッドではSlackでの情報の共有のおかげで、相談という形で第三者のファシリテーターとして関われるチームが増えていきました。この「口コミ」の受け取り方の高さや、気楽に「相談」から始められる良さは「社内」での特徴で、しっかりと価値がだせることだと思っています。
イネイブリングチームやファシリテーションクルーの話
チームトポロジーという書籍で紹介されている「イネイブリングチーム、unFIXという考えで紹介されている「ファシリテーションクルー」という考え方は「ファシリテーション」というものをいろんなプロジェクトやチームに横断的に価値を届ける組織的な形だと思っています。特に「ファシリテーションクルー」については、クルーはスキルで集まっているので、社内の役職、役割が多様でファシリテーションというものが人の数だけスタイルがあるという要素をもっている以上、役割の多様は複雑な状況によりフィットさせる好条件と言えると思います。まだクラスメソッドで正式にファシリテーションクルーという取り組みができているわけではないので、これから頑張っていきたいと思っています。
事例
このセッションでは時間の制約というか調整に一番役立った項目で、5つほど考えていた事例のうち、3つ話すことで時間を間に合わせました。「ふりかえり」「定例化」「合宿」について話しました。
リアルイベントならではのこと
登壇が終わってぼーっとしてしまってたのですが、なんとセッション参加者から「質問があります」と声をかけていただきました!これはリアルイベントならではと感動しました。話しかけるのは勇気がいることを知っているので、本当にうれしくて、たぶん望んでいた回答の3倍くらい多く語らせてもらいましたw。そしてさらにうれしいことにTwitterでも感想をいくつかいただけていて、実際に真似てみますという言葉も書かれていて、発表してよかったと思いました。
参加していただいた方に感謝と、イベントを支えてくれた社員の方々に感謝します。サプライズとして次回のDevelopersIOイベント開催のお知らせもでていましたいが、それ以外にも社外向けにファシリテーションについての勉強会も行っていこうと思いますので、お会いできることを楽しみにしています!